第三波来てるけど

三連休そしてコロナ第三波のさなか

あをによし

奈良へ

興福寺の中金堂で

吉祥天倚像が公開中

という事で行ってきた

快晴で温かく

人出もドーン!

でもまあ、ほぼ屋外だからな

三密にだけは気をつけて

観光客激減により

奈良公園周辺の鹿も離散したようで

あんまりおりません

鹿せんべいの売り場はあったけど

さて

興福寺は大仏殿や春日大社より

ずっと駅チカなので

一瞬で到着

そして

まぶしいばかりに

2018年に再建されたばかり

まだ艶々の威容を誇る中金堂

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このご時世

よくこんだけの木材が揃ったもんだ

本尊の釈迦如来は江戸時代の作ですが

薬王・薬上菩薩立像や四天王立像は鎌倉期

躍動感と繊細さを兼ね備え

やっぱ鎌倉サイコー

そして

ちょっと地味だが

味わいのある大黒天もいい

さらに

本尊の前、厨子の中におわします

吉祥天倚像

ふくよかな色白美人

衣の色もあでやかに

振り向けば目の前に五重塔

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では続いて

東金堂へ

ここの魅力はやはり

絶妙のフォーメーションで並ぶ

本尊、脇侍、四天王そして十二神将

なんか本当に

今にも動き出しそうな

声まで聞こえてきそうな

彼らを見ていると

仏さんはやっぱりお寺で拝まんとあきまへんな

という気が

ひしひしと湧き上がる

展覧会場で

ぽつーんとおられるのは

いくら照明がよくて距離が近くても

やっぱ何か違うのよ

だがしかし

そういう形でしか会えない方たち

彼らは国宝館の中に

こちらは建物の中なので

密にならないよう

そろりそろりと

あちこちで扇風機もフル回転し

裏口は開けっ放し

目玉はやっぱり八部衆立像

時代はさらに遡って奈良時代の作

鋭さよりも優しさというか

暖かみのある身体表現

そして深い精神性を感じさせる顔立ち

阿修羅さん

何年ぶりでしょうか

相変わらずお美しい

全身は残ってないんだけど

五部浄像もいいのよねえ

ところでここの展示

英文の表示は梵語の表記も加えた方が

海外の方には親切ではないかと

 

さて

そろそろ昼ご飯の時間

猿沢池の方へと降りてゆくと

人が人が人が

さすが三連休

しかし奈良町の懐は十分深い

細い路地をあちこち折れて

ぷらぷらするうちに

いい感じのお店に入り

やっぱ仏教つったらカレーだな

という感じでキーマカレーを食べ

またぷらぷら

 

それにしても

この三連休と半端ない人出

数日後にはまた

感染者増加って事になるんだろうか

それ考えると色々複雑