聖地巡礼

なんか猛暑なんですけど

朝のうちならまだマシかと

京都国立博物館

特別展「聖地をたずねて 西国三十三所の信仰と至宝」

こちらは京セラ美術館とは違い

予約不要

ただし体温チェックとか

入場制限はあり

とはいえさくさくと進み

館内は密というほどでもなく

いい感じ

西国三十三所ねえ

うちの婆様があちこち回って

掛け軸つくってたのは

三十三所か八十八所か

昔のことなんでよく分かりませんが

関西もんには馴染みの深い寺ばかり

えっ、あそこもそうだったの?

てな感じで

けっこう行っております

でも私は御朱印ユーザーじゃないので

記憶があいまい

さて

展示はいきなり飛鳥、奈良、平安時代の仏像から

この時代の仏像は

なんかぼわーっとしてて

いいですねえ

やたら頭がでかい方もいたりして

いずれもどこか

幼子の面影があるの

そして次

庶民とお寺といえば

これなくして語れない

六道絵

要するに地獄絵巻ですが

相変わらず盛り上がってるというか

生き生きと働く極卒たちが

いい仕事してます

病草紙も忘れるな

我々の

「怖いもの見たさ」という

どうしようもない煩悩を

嫌でも痛感してしまう

さらに進むと

絵巻のコーナー

やはり名刹には縁起がつきもの

国宝「粉河寺縁起絵巻」をはじめとして

各地に伝わる霊験あらたかな

エピソードの数々

続いては

参詣曼陀羅

こちらも絵巻に負けず

楽しい一品

当時の皆さんに交じって

参詣しているような気分になれる

パノラマ世界

ご本尊はもちろんとして

門前の茶屋とかも

きっちり描きこんであるし

清水寺なんか

今もそう変わらんね

そして一階まで降りてくると

こんどは平安、鎌倉以降の

ビッグな仏さま達がお出迎え

十一面観音も千手観音もいいですが

如意輪観音

ちょっとアンニュイなたたずまいがいいですね

往年の「エマニエル夫人」を思わせるような

最後は

お札をはじめとするさまざまなグッズや

仏画、経典のコーナー

 

とまあこんな具合で

かなりの充実した内容

じっくり見てると

二時間ぐらいあっという間

なので

出て来る頃にはもう、真昼

京都の気温

36度だったらしいっす

暑暑暑暑暑

でも正直なところ

今年の暑さは大したことないね

やはり京都で猛暑を語るには

38度をヒットしないと・・・

いらんけど