いったい何回目の攻殻

見てきましたよ。

劇場版「攻殻機動隊SAC_2045」シーズン2

はっきり言ってもうシーズン1の内容ほとんど憶えてない。

エヴァンゲリオンみたいに復習してくれるとありがたいんだけど、まあまあ、思い出したところもあれば、忘れててもさして問題ないというか。

シーズン1で気になってたのが、シマムラタカシの同級生の女の子のその後だったが、結局よくわからず。Nにいたねえ、とは思うんだけど、現実世界ではどうなったのか。ただの美少女要員?

前回よりも更に、我々の生活にAIが浸透してきたおかげか、ポストヒューマンがAIの仕業だと言われても、さもありなんと思ってしまう物語だった。

しかしねえ、N,と言われる軋轢のない理想的(?)ネット環境と現実の二重生活というのは、要するに本音と建前って事だろうか。

だとしたら我々もう普通にやってるが。

 

ともあれ、今回は江崎プリンの巻、とでも呼びたいほど、プリン大活躍だった。なんちゅう名前じゃ、と思っていたが、それにもちゃんと理由があって、泣きました。

私は声優さんにはとんと詳しくないのだけれど、声の演技には呼吸も含まれるのですね。言葉にはならない、息を呑むだとか、不安に満ちた息遣いだとか、鼻息に至るまで繊細に表現されていて、映画館のサウンドだとそれがよく判り、ちょっと感動したよ。

3Dアニメーションも、見る前は違和感あるよなー、と、けっこう抵抗あったのが、始まれば三分ほどでもう馴染む。

人間とは、慣れる生き物である。

しかしミズカネスズカの動きは「イノセント」を彷彿とさせて怖かった。なんであんだけ激しく動いてるのに眼鏡吹っ飛ばないのか、それも謎。

 

今回も、攻殻友達である友人Mと見たのだけれど、お互いいい年だから上映が終わって劇場の階段降りるのに膝が若干ヤバい。「新しい義体に慣れなくて」と、ボーマの台詞を借りつつ、サイバー空間より退場。