勝手にニューイヤーコンサート

昨夜ふと思い立ち

ワーグナーの「ワルキューレの騎行」は

どれほどのテンポがよろしいか

聞き比べようとYouTube

何となく

ショルティあたりがスタンダードではないかと思ったが

同じショルティでも

1957年と1965年の録音で全然違うというか

57年はちょっと速すぎ

ともあれ

 比較できる音源が少なすぎて結論出ず

 で

あれこれと動画を見るうち

ベルリンフィルのデジタルコンサートホールという

サイトにたどり着く

ここはベルリンフィルの持っている豊富な音源を

ネット経由で聴き放題という

お宝サイト(ユーロ建て 月額約二千円、他にもプランあり)

コンサートのライブ配信もある

ただし時差もあるので

たいがい日本時間三時開演とか、そんな時間

かなりそそる

しかし実際に登録したとして

そんなに聴くかなあ…

  今は正月休みだからいいけど

ということでちょっと保留

 

さて、ベルリンフィルのサイトでは

バーンスタインの「ウエストサイドストーリー」から

「マンボ」が聴ける

あーノリノリだねえ

じゃあ別のオーケストラのも聴いてみようと

なにげにチェックした

ドゥダメル指揮の

シモン・ボリバル・ユースオーケストラ版「マンボ」

何じゃこりゃ

ノリノリな上にキレッキレ

ニューイヤーコンサートなせいか

観客席もノリノリ

さあ皆さんで

「マンボ!」の掛け声も高らかに

ラテンな国のラテンな音楽はほぼ狂乱状態

楽しかった

そして改めて

ベルリンフィルの観客はなぜ

この曲をじっと座って聴いていられるのかと

疑問に思う

私はというと

深夜にも拘らず

 「マンボ!」

誰も見てないしな

 

それにしてもこの曲を聴くと

勝手に思い出す

ひょっこりひょうたん島」や

悟空の大冒険」といった

宇野誠一郎作品

一休さん」も忘れるな!

パクったとは言わないが

バーンスタインの影響計り知れず

実のところ

宇野作品を先に聴いてるから

バーンスタイン

「似てるねえ」と思ってしまう

でもこの年代の子供番組

冨田勲を始めとして

いい仕事が多いよなあ

 

 

 

「スターウォーズ 最後のジェダイ」

正月だし、レディースデーだし

というわけで映画館

スターウォーズ 最後のジェダイ

従来のエピソードは

全て劇場で見ております

世間の常識からいうと立派にSWファンな私

余分な前情報は一切遮断というか

予習する暇などなかったので

なーんも期待せずに劇場へ

楽しめました

というかもう

タイトルが出て

あのテーマ曲が鳴り響いた途端に

あっちの世界へ行くのです

前作は2Dで見たことをちょっと後悔していて

今回は3Dで見るよ~

そう思っていたら

2Dしかなかったわ

つまり

かなりの割合で人間ドラマだった

もちろんお約束のドンパチもてんこ盛り

しかしふとした瞬間に

これが全くの絵空事ではなく

現実に起こりかない

そういう懸念が湧き上がるのが

2018年の現実

そして数々の「そうくるか」な展開

世の中、あれが片付いたからって

これも片付くほど簡単じゃないんだねえ

 

SWの魅力といえば

数々の異星人とクリーチャーですが

今回はやはり

ルークが隠居してる島にいた

ペンギンみたいなポーグですね

丸焼きにされた仲間を食べようとするチューバッカに

うるうるの瞳攻撃

しかしチューバッカよ

殺した獲物は食べんと成仏せんぞ

あと、クリスタルのような結晶に身を包んだ

北極キツネ的な生き物も可愛かった

 

そして物故者も数名

あの人もあの人も

特にアクバー提督

ナレ死に近いような

あっさりした最期

長い間お疲れさまでした

そして現実の世界では

レイア姫ことキャリー・フィッシャー

次作どうなるんだろうなあ

 

見終わってから

あらためてネット上での評価など見たけど

ローズの評判が悪いんだわ

まあ確かにアイドル的な容貌ではない

しかし彼女を「中国人」と呼んだ人は

何を根拠にしているのか

名前からすればローズ役の女優はベトナム系と思われるけど

そもそもSWの作品世界に「中国」はおろか

「アメリカ」も「日本」もない

不思議なことです

 

ところで元旦

BSでスピルバーグの「JAWS」を放送していて

久々に見ると面白いのなんの

台詞に頼らない映像

たたみかける展開

映画の醍醐味はこれだな~

そして連鎖反応的に

「ピラニア」という馬鹿映画を思い出してしまう

馬鹿映画と呼びましたが

全身全霊をかけて馬鹿に打ち込んだ

立派な映画

お姉ちゃんたちによる「濡れたTシャツコンテスト」という

どうしようもないイベントが開催されている湖

その水面下では

新種のキラーフィッシュがうようよ、という

21世紀の「JAWS」というか

「JAWS」へのこじらせたオマージュで

70年代に「JAWS」人気に乗っかって作られた

パニックムービーのリメイク

作品冒頭いきなり

「JAWS」で生き延びたリチャード・ドレイファス

最初の犠牲者に!

あとはもうとにかくピラニアが暴れまくり

もう誰も生き残らないのでは?とすら思わせる

永井豪的展開

見てしまった私も私だな

DVDだけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「レベレーション(啓示)3」

早いものでもう大晦日

この一週間は本当に疲れたぜぇ

もう冬休みで通勤電車もガラガラなのに

28日大掃除(イエモンの「メカラ・ウロコ」も参加できない)

さらに29日も「残務整理」の日として

フルに仕事

そして最後の週は

連日1-2時間のサービス残業

毎年こんな感じです

ああ誰か助けに来て

というわけで

山岸凉子「レベレーション(啓示)3」(講談社

かの有名なジャンヌ・ダルクの話

時は十五世紀のフランス

十七歳だった彼女は神の啓示を受け

英国軍に包囲されたオルレアンを解放に向かった

1,2巻は農家の娘だったジャンヌが

どのようにして兵を率いるに至ったかという

準備段階だったので

ゆったりした展開だったけど

3巻はいよいよオルレアン解放戦

彼女の神懸った活躍が描かれる

いつも思うのだけれど

山岸凉子の描く

霊感というか

非現実の世界は

現実よりも更にリアルな手ごたえがあって

きっとこの人はこのように物事を感じることが

これまでに何度もあったんじゃないだろうか

信じるとはどういう事か

心の持ちようが人にどういう力を与えるのか

考えさせられる内容

ジャンヌもいいですけど

ニヒリストのアランソン公もいいね

更に冷静な大人の女性、ヨランドの存在も

ほどよい緊張感を与えております

まあしかし

この大勝利の後に何が待っているのか

史実は明らかなものの

どう描かれるのか

また気になる

 

これを読んでしみじみ思い出したのは

日出処の天子」での

蘇我と物部の闘い

厩戸王子も神懸ってたね~

こっちは生まれつきですが

更にジャンヌと同じく

「うぬが命尽きたぞ」って台詞を…

(ジャンヌは「お前の命は尽きた!」)

とりあえず正月休みなので

「レベレーション」を最初から

読み返すとするか

 

 

 

年賀状というタイムマシン

あーようやくできた

年賀状

新年のていで

年末にガーッと書いてるという

いつもの事ながら

不思議なもんです

そこだけ来年という未来へ

タイムマシン移動

 

義務感で書くのも

面白くないので

勝手に自分の

「工作したい欲」を満たす場にしている

今回は何となく

画像石の拓本っぽいものを

というわけで

犬の絵をパクり

使い捨てカイロの箱で

版画的なものを作成

これに半紙をのせ

上からパステルでこすると

段ボールの凹凸のおかげで

拓本らしい仕上がりに

黒と赤の二種類作って

スキャンして

あとは「筆ぐるめ」で適当に加工

できました

材料は安いんだけど

結局のところ

プリンタのインクカートリッジ

高いよなあ…

f:id:nyanpokorin:20171225004626j:plain

 

 

 

 

年末の日曜日

年末の日曜日

実際には来週あと一回あるけど

そちらは大晦日なので

また別の感覚

どうしてだか

インドネシア津波の事を思い出す

2004年12月26日の

スマトラ島沖地震ですね

日付は違うのになぜだろう

と思って調べたら

その日は日曜だった

それでか

あれは本当に大惨事だった

日本はこんなに穏やかな日曜なのに

そう思いながらテレビを見ていた記憶がよみがえる

 

当時働いてた会社の社長はオランダ人で

彼はちょうどその時タイのプーケットにいたらしい

しかし職場がクリスマス休暇に入ってたので

社長の動静など知る由もなし

年が明けて出社してから

「いやー本当に大変だった」

というメールが来て

驚いたのなんの

滞在先にも津波が押し寄せたものの

幸い避難してみんな無事だったとの事

添付されてきた瓦礫の写真に

自然の力の恐ろしさを実感

しかし社長は

なかなかにハイパーアクティブでハイテンションな人物

「でも、俺もう元気だから!!」

という具合に最後はフルスロットル

ざっくりしすぎじゃ

私ならそんな経験

軽く半年は引きずるに違いない

 

そんなこんなで

あれからもう13年

犠牲者の皆さん

安らかに

一足早く、祈らせていただきます

 

 

セキセイインコには荷が重い

夢を見たんだけど

部屋があって

そんなに大きくない動物が集まってる

彼らはこれから

同じ向きに

周回運動しなくてはならない

犬とか狸とか猫とか

それくらいの大きさの動物は

ラブラドルレトリバーがリーダーになって動く

もっと小さい動物

リスとかハムスターや小鳥は

黄色いセキセイインコがリーダーになる

その小さいほうのグループに

ヒヨコ三匹と

カエル二匹がいて

私は何となく

この子らはついてけないんじゃないかと

そんな予感がする

だってヒヨコはまだ子供だし

カエルは両生類だし

と思っているうちに

周回運動スタート

動物たちは走り出す

そして案の定

ぼーっとしているヒヨコとカエル

リーダーのセキセイインコ

彼らのところへ飛んで行き

何やら励ましている様子

しかし反応なし

ついにインコはあきらめたのか

あらぬ方向へと

飛んで行ってしまった

それを見て私は

あーやっぱり

セキセイインコには荷が重かったかと

納得したところで

目が覚めた

 

 

 

 

猫屋敷アネックス

ずっとウォッチングしている

職場近くの猫屋敷

最初の一軒は解体され

ついに駐車場になった

四匹ほどいた猫たちはそのまま

隣の空き家へと移動

ここを勝手に

猫屋敷アネックスと命名

少し前までは

夕方になるとみんな

ここの玄関先にいたのに

最近見かけなくなった

やっぱり急に冷え込んだせいか?

そう思いながら

昼休みに通りがかると

二匹いた!

しかも食事中

それもキャットフードではなく

魚のほぐし身を地面にじか置き

誰ですかこんな

手の込んだことをしてるのは

更に謎なのは

二匹が首輪をしていること

たたずまいから明らかに野良なのに

どうやって首輪つけたんだろう

そしてこのアネックスの玄関先には

「野良猫に餌をやるのはやめましょう」という

役所のチラシが貼られていて

なんかもう、カオス状態

とりあえず雨風だけは

しのいでほしい

がんばれ猫たち