ふたたびシーズン突入

暑さ寒さも彼岸までとは

よく言ったもので

まだ暑いわ

エアコンはいらないけど

扇風機回してます

まだ残暑だと思ってるうちに

フィギュアスケートのシーズンは始まっていた

カナダのオータムクラシックに

ジェイソン出場

練習拠点を変え

コーチを変え

髪型も変え

心機一転な感じで

ショートプログラムのブルースは

なかなか良いではないの

と思ったけど

フリーのサイモン&ガーファンクルメドレーは

散漫な印象が拭えず

振付のせいかねえ

誰のプログラムでもそう思うけど

別の曲をつないで使ったり

一つの組曲の中から

あの曲とこの曲をつなぐのは

かなりの違和感

フィギュアの世界じゃ常識かもしらんが・・・

やっぱり一曲通しの方がいいなあ

まあ、これから回を重ねるにつれ

変わってくるとは思うけど

そして今回は

「あの人」も出ていた

というか「あの人」関連の報道のおかげで

そういや、ジェイソン出てるか?

みたいな感じで

ありがとうございます

「あの人」は首位発進

みんな頑張ってくれ

そして

デニス・テンのいないシーズン

寂しいねえ

 

 

 

歩くこと

昼休みアウトドア派の私だが

ハイキングやら登山やら一切しない

にもかかわらず

そういう関係のドキュメンタリー番組などは好きで

要するに楽して気分だけ味わいたいという

まあ最低野郎だな

というわけで手に取った

ロバート・ムーア「トレイルズ 「道」と歩くことの哲学」(A&F)

アメリカ東部にはアパラチアン・トレイルというものがあって

その名の通り

アパラチア山脈を縦走する

全長約3500kmという

日本にいては今一つ実感に欠く長さの自然歩道

これを踏破する人がいるというから

ちょっとどうかしてんじゃね?

著者もまたそんな

どうかしてそうな人ではあるが

彼はその経験を通じて

そもそも「道」とは何なのかという

根本的な問題をじっくり考察した

アリの行列に始まり

高速道路まで

生き物のつくる「道」と

それをとりまく「自然」について

我々が漠然と抱いてきたイメージが

全く異なった姿で浮かび上がってくる

 

それにしても

アパラチアン・トレイルの半端ない長さ

おまけに

パンゲア大陸時代に遡り

その頃はつながっていたから

という理由で

アイスランド経由でモロッコまで

延伸するというじゃありませんか

いずれにせよ

私は行かないから関係ないんだけど

こういうのも一種の宗教じゃないかと

ふと思う

この本に登場するハイカーの皆さん

あまりにも巡礼っぽいので

そういえば

チベットでは

五体投地しながら聖地を目指す人がいるなあ

なんだかんだ言って

お遍路さんならやってみたいと

少しだけ思ったりするのよ

危ない危ない

 

そんな感じで

この本を手に取る人は多いらしく

今年の1月に出版されて5月で三刷

売れてるようだ

 

 

 

 

 

 

 

「香港への道」

三連休で

大きな予定がないと

ついうっかり読書三昧で終わりそうに

ということで

西本正/山田宏一・山根貞夫「香港への道 中川信夫からブルース・リーへ」(筑摩書房

 

1940年代、満映の養成所からキャリアをスタートした

カメラマン(本文中では「キャメラマン」 こっちの方がそれっぽい)西本正

この本は彼へのロングインタビューをまとめたもの

満州の撮影所で敗戦を迎え

会社は共産中国に接収され

そこへまた国民党が来たりして

日本へ帰国

その後50年代後半から

香港へと活動の場を移してほぼ30年

といった感じで

一映画人の人生でたどる近代史

政治とはまた違った

娯楽産業における国際交流の歴史でもある

  

まだまだ中国では政治的な不安定さが残る頃

香港で映画産業を支えていたのは

上海などの大陸から来ていた人たち

そこへ西本氏も加わり

新しい時代を作ってゆく

とはいえ

色濃く残っていた反日感情に考慮し

クレジットには「賀蘭山」という中国名で登場

ブルース・リーの「ドラゴンへの道」(ローマでロケした奴)や

なつかしの「Mr,BOO」シリーズ

キョンシー映画「霊幻道士」などなど

記憶に残る作品の撮影を担当

平然とパクリが横行するという香港映画界の

引き抜き合戦やら

人間関係も面白く

70年代香港の

独特な雰囲気も楽しめる本です

写真も多数収録で

ローマで撮られたブルース・リー

リラックスした表情がいいよ

李香蘭作品も撮ってます

 

 

 

 

 

 

 

来年の手帳

こないだから

台風、地震、色々あった

うちのあたりは台風ですね

電車が運休のため

家にいたんだけど

半端ない風のため

マジでガラス割れるんじゃないかと恐怖

割れた場合のシミュレーション

とりあえず毛布(夏でも出たまま)をかぶり

トイレにこもる

あるいは

バスタブに身をひそめる

などと考えるうちにも

外を色んな物体が飛んでゆく

通過のスピードも異様に速かったよな

翌朝はあちこちで

これまた色んなものが

壊れたり倒れたり

風の凄さを物語っていた

被害に遭われた皆さん

お見舞い申し上げます

 

さて、そんな中

ほぼ日手帳2019が発売された

買い物に出たついでに

ロフトでチェック

私はウィークリーを使ってるけど

ネットで見た段階では

次はバナナ(黄色)かねえ

などと思っていたのが

ウリ坊が予想外に可愛かったので

あっさりと心変わり

品切れは困るので

早くもお買い上げ

来年の干支はイノシシなのね

例の問題はどうなってるんだろうと

4月30日あたりをチェック

例年通りでした

少なくとも

十連休などという事には

なってなかった

私にとっての問題はむしろ

それまで会社、あるのか?とか

まだ辞めずに働いてるのか?とか

そっちかもしれんな

f:id:nyanpokorin:20180909231700j:plain

 

 

ネクタリン

今、ハマってる果物が

ネクタリン

見た目はスモモに近く

味はほぼ、桃

いや、桃より濃厚

そして桃と違って産毛がない

なので

皮ごと食べられる

しかも

果肉が種からすっきり取れる

これはもう理想の果物ですよ

なのにあんまり流通していない

近所のフルーツ専門店や

ちょっとお高いスーパーにもなくて

なぜか安いめスーパーに行くと、ある

あれば必ずお買い上げ

だって今しか出回らないから

六月のサクランボ

七月の杏に続き

夏の終わりのネクタリン

バラ科ばっかり

 

ネクタリンという名前は

ギリシャ神話の神々が飲んでた

ネクタルという神酒にあやかってるが

これを飲むと不老不死になるらしい

私としては

孫悟空蟠桃会で食いまくった桃の味こそ

こんなんじゃないかと

いつも思う

ちなみにこちらの桃は

数千年に一度結実し

食べるとやっぱり不老長寿らしいです

ありがたや~

f:id:nyanpokorin:20180903233122j:plain

 

 

 

 

 

国民的〇〇

東山魁夷展に行ってきた

京都国立近代美術館

8月29日に始まったばかりだが

初の週末でもあり

人出を警戒(?)して10時頃に到着

それでもけっこう賑わってる

 

最初のコーナーはその名も

「国民的風景画家」

昭和20年代から30年代にかけての

風景画家としての地歩を固めた時期

日本のどこにでもありそうな

山と小川を描いた「郷愁」からは

「国破山河在」なものを感じる

続いては

北欧を描いた作品

なんかもともと体温が低そうというか

南というよりは北という作風なだけに

北欧の自然や白夜が合う

見ただけでこちらもクールダウン

次は

「古都を描く・京都」

やっぱり日本といえば京都だね、という感じで

描かれた京都のあちこち

街なかというよりは

少し外れた東山や北山の自然

習作もいいけど

さらっと描かれたスケッチが

これまたいいんです

一力茶屋の壁や、古道具屋

あぶり餅のあの店も

スケッチは展示替えがあるので

もう一回来ることにしよう

お次はドイツ、オーストリアの風景

なんか華やかになった、と思ったら

額縁もちょっと油彩向けのような

ゴージャス感のあるものが使われている

そして今度は

唐招提寺御影堂障壁画

鑑真ルーム(と勝手に命名)の襖絵ですね

この障壁画は

ずーっと前に現地で見たんだけど

本当に素晴らしくて

おまけにどうも唐招提寺では

鑑真和上 still alive 扱いで

その真摯な信仰心にも感じるところがありました

で、今回

その御影堂を忠実に再現(絵は本物、念のため)

柱や桟はもちろん、釘隠しや畳まで

思わず「上がって、ここでお薄でも…」

と言いたくなるほど

そして広がる揚州や黄山のパノラマ風景

一番好きなのは「濤声」という

海だけを描いた作品

画面右手から寄せて来る波の質感

その圧倒的なエネルギー

玄界灘は波が荒いよ~

そして最後は

晩年の作品

特定のどこかではなく

心の中にある風景の数々

しかしこの人は

一貫して同じ作風で進んできたのだなあ

それもまた

簡単なことではないと思う

 

金曜、土曜は午後9時まで開館なので

後期は遅めに行くつもり

出てきてたら夜、というのが

この展覧会には合っている

 

東山魁夷が国民的風景画家なら

国民的人気食はカレーか?

というわけで

お昼は河原町の「ケララ」でカレー

安定の美味しさ

ラッシーも忘れるな!

その後

ぶらぶら歩いて

お茶したいけど近くに店もないし

道に看板が出ていた

というだけの理由で

二条通り、ビル5階の「カヌレ」という店へ

なんと

けっこう賑わってる

その名の通り

カヌレを注文してみたら

売り切れたので

いま焼いてるとこ

という事でカヌレ待ち

焼きたてのカヌレに生クリームを添えて

うまかった

そうする間にも

次々とお客さんが入ってくる

人気店だったらしい

 

「1Q84」は984/1318

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメダ満腹、そして看板

用があって

河原町三条あたりへ

朝から日差しがきついよ・・・

そして

ふだんあまり入らない

コメダ珈琲店に行ってみた

モーニングも大丈夫な時間だったが

トーストでは心もとない気がして

卵サンドとブレンドを注文

!!!

大量!

パン三枚の間に卵ペーストがみっちりと

名古屋系の店という事を

もっとよく考えるべきだった

厚みがあって、食べるのにも苦労するので

二切めからは分解して

オープンサンドと普通のサンドイッチ

という感じで食べる

もう満腹ですわ

一体、卵何個分・・・おいしかったけど

 また写真忘れてる

 

代わりにといっては何だが

この界隈の老舗は

けっこう由緒ある看板を掲げているので

そっちの写真を

こちら、コメダの向かいの和菓子屋さん

揮毫は鄭孝胥

ぴしっとしてるねえ~

f:id:nyanpokorin:20180826234826j:plain

和菓子つながり

そばぼうろでおなじみ

f:id:nyanpokorin:20180826235402j:plain

さらに和菓子つながり

揮毫は武者小路実篤

名物、御池煎餅のような味わいの書

f:id:nyanpokorin:20180826235503j:plain

日本画の画材屋さん

揮毫は富岡鉄斎

私的には本日のナンバーワン

カッコいいぜ

f:id:nyanpokorin:20180826235549j:plain

 そして一番行ってみたい店

誰の揮毫か不明だが

ここで満腹になりたい

f:id:nyanpokorin:20180826235800j:plain