土曜出勤

GW明け

月曜から土曜まで

働いたよ

一日休んで

明日からまた出勤

六日働く週より

一日だけ休んだ後の五日勤務の方が

きついのである

 

「毎月第一土曜出勤」

という就労条件なら

五月は第一土曜が祝日だったので

休みだと思うでしょ?

違うよ

「第一土曜が祝日だったから第二土曜に出勤」

これが正解らしい

社員は生かさず殺さず

 

でも土曜に出社したら

出勤簿の5月12日には

斜線が引いてあったよ

そのまま帰ろうかと思った

作成者:社長夫人

しっかりしてくれ

 

昼休みに野生化した苺を発見

これが本当の石垣苺

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「1Q84」は108/1318ページまで進んだ

 

 

 

 

危険すぎる

通勤バス

停留所に到着

先に降りた娘さんが

私の少し前を歩く

うつむき加減なのは

スマホを見ているから

小雨模様の朝

カラスがひと仕事したらしく

歩道のあちこちに

ゴミが散乱

やだねえ全く

ふと前方を見ると

何だか得体の知れない

細長いものが落ちてる

長さ太さはウナギぐらいか

白く半透明でブヨブヨしていて

まるで大きな脂身みたい

上には黒い帯状のものが

皮のようについている

でも何だか判らない

それがいっそう不気味

踏まないように気をつけよう

そう思った瞬間

前を歩いてた娘さんが

踏んだ

ドクターマーチンの花柄みたいな

綺麗な靴が

謎の物体をぐにゅっと

うああああ!!!!

これは私の心の叫び

娘さんは

スマホに夢中なので

そのまま歩いてゆく

しばらく進んで

「ん?」という感じで

足元を見たが

再びスマホに集中

前へと進む

これでいいんだよねきっと

そう自分に言い聞かせる私

何故かこっちが涙目

敢えて言うよ

歩きスマホ

ダメ、絶対!

 

「狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ」

夫の浮気が発覚し

ブチ切れた妻が心を病む

妻の狂気に苛まれ

自らも極限まで追い詰められる夫

そして二人は一緒に精神病院へ

 

島尾敏雄私小説「死の棘」について

読んだことのない私は

大体こんな内容だと把握している

夫の浮気云々については

まあそう珍しくもないと

思ってしまうが

この夫婦の特殊なところは

かつて海軍の特攻隊長と

部隊が駐屯した島の娘として出会い

妻は戦後、本土との行き来を断たれた奄美から

親を捨てるようにして闇船に乗り

嫁いできたという過去にある

一度は死をも覚悟した二人の

結婚生活はしかし

戦時下の一種異様な高揚とは異なり

荒んだものとなった

 

夫の視点から書かれた「死の棘」

その中で嫉妬に荒れ狂う妻、ミホに焦点をあて

彼女の評伝として書かれた

梯久美子「狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ」(新潮社)

従来「ノロの家系に生まれた南の島の少女」として

神話的存在のように語られてきたミホ

この本はそんな彼女のイメージを解体し

等身大の女性として再構築する

その過程で見えてきたのは

創作と現実の境界を敢えて攪乱してしまう小説家の夫と

彼に苦しめられながらも

心の深い場所で相手の願望を察知し

狂気に憑りつかれた女に変貌してみせた妻という

唯一無二の男女の姿である

 

それにしてもこの夫婦

一つのネタで延々と何十年も

すごいよなあ

などと考えてしまうのだけれど

私は私小説というのが好きではなくて

その理由が

「へーそうなんだ」と思って読んでいると

「いやいやその部分は小説、創作ですから」という

逃げ、ともとれるご都合主義が混在し

すっきりしないのである

書いてる本人はそれでいいかしらんが

書かれた親族などは

「創作ですから」と主張する場が与えられず(たまに反撃もあるが)

世間からは「へーそうなんだ」と思われる

何とも不公平な話だ

まあしかし

私小説の一部は現在

エッセイ漫画という姿に

進化を遂げたのかもしれない

漫画になると「へーそうなんだ」も

「とはいえ漫画だから」で

あまり深刻に考えなくなるのが不思議である

 

ところで

先月入手した

ペーパーバックの「1Q84」

やはり分厚すぎるが

なんとか風呂で読んでて

現在68/1318ページ

とりあえず記録しとく

 

「五色の虹 満州建国大学卒業生たちの挽歌」

満洲国」

この名を目にして連想する言葉

ラストエンペラー

開拓団

李香蘭

満鉄

ソ連軍侵攻

人それぞれとは思うが

そこに大学が作られていたとは

知らなかったよ

三浦英之「五色の虹 満州建国大学卒業生たちの挽歌」(集英社

この本で語られる建国大学とは

満州国のいわば「国策」として創設された

幻の大学

五族協和」というスローガンを実現すべく

日本、中国、朝鮮、モンゴル、ロシアの各民族から

優秀な学生を選抜して

エリート教育を行った

何より特筆すべきは

学内で言論の自由が保障されていたという点

だがそれ故に

この大学は矛盾を抱える

戦時下という状況において

無邪気な理想論を基盤にした

「仮想現実」とも言える場所

そして日本の敗戦とともに

その存在は抹消され

卒業生たちはそれぞれ

過去と決別して

激変した世界を生きることになる

消滅した国家と

そこに作られた幻の大学

しかし学生たちが育んだ固い絆だけは

何十年という時と国境を超えて

尚も互いを結び続ける

 

私の手元には「大満洲国」と刻印された

五分硬貨がある

祖母の遺品から出てきたのだけれど

彼女はずっと内地にいたので

たぶん誰かにもらったものを

「外国の硬貨」的な感覚で

とっておいたのだろう

私がこれを保存しているのは

自分の国が過去に犯した愚行と

国は平然と国民を欺くという事を

忘れないためである

 

この本を読了して何故だか

イエモンの「SO YOUNG」が

聴きたくなる

紛れもなく青春の記録

 

OTAKUの脳内カオス

GWですもの

映画の一本も見たいわな

というわけで

レディ・プレイヤー1

これにするか

「パシフィックリム・アップライジング」にするか

一瞬迷ったが

続編は正編を超えないという法則にのっとり

こちらへ

いずれにせよ

「大画面でガーッと」

というのが目的なのでOK

久々のスピルバーグ作品

 

時は2045年(だったかな)

理想のバーチャル世界「オアシス」で

創設者が隠した三つの鍵を探し出し

お宝ゲットだぜい!

ざっくり言うとこんな感じで

金の力で割り込んでくる

巨大企業との闘いと

仲間との絆と

宝さがしと

全部まとめて出発進行

80-90年代の

懐メロとともに

当時のポップカルチャー

これでもかと詰め込まれた一品

 

万能感あふれる仮想空間と

閉塞感いっぱいの現実と

マトリックス」ほどの暗さはないが

それなりに厳しく描きつつ

オタクの脳内カオスを

とことんまで視覚化

こっちの動体視力がついていかないほど

あれやこれや出てくる

その昔「スターログ」という雑誌があったが

あれの広告ページみたいな詰め具合

美少女系が手薄なのは自粛か?

「シャイニング」も楽しかったねえ

駄目、そっちには双子が!というヤバさ

そして血の海!

なつかしや~

などと思い出に浸る間もなく

メカゴジラだのガンダムだの

うっかり開けた押し入れみたいに

なだれ落ちてくる

で、結局

その押し入れから

何だかほろ苦いものまで出てくるのが

やっぱりスピルバーグかな

 

私としては

「ダーク・クリスタル」ネタが来た

懐かしや

キャラクターが可愛い作品でしたね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お徳用、わけあり

GW後半てことで

ワイドショーで謝罪会見など見ながら

だらだらと

せっかくだから

いいもの食べるかと

お高い方のスーパーに行ってみたが

一番の収穫は

おにぎりせんべい」でお馴染み

マスヤの

「お徳用せんべい」

180g入って170円という

財布に優しい価格

中味は「わけあり」の「おにぎせんべい」

割れてたり、多少いびつだったり

味はもちろん、あのおいしさ

やっぱりいいねえ

「わけあり」って言葉は

 

ところで先日

昼の猫パトロール中に

新顔を発見

まだ子猫っぽい大きさ

達者でな

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朝ドラの今後を考える。勝手に

ゴールデンウイーク前半だなんて

しょせん三連休じゃねえかよ

うちはカレンダー通りですから

などとひがむのは

なしにして

素直に楽しみます

ふだんゆっくり会えない友達と

久々に馬鹿話

あーくだらねー

何の役にも立たない

「朝ドラの今後を考える」

私は朝ドラは見てないが

惰性で見ている友達は

女の一生ものにはもう飽きた」

だそうで

「子役の出演期間が長い作品もイマイチ」らしい

その理由は

だいたい「個性の強いヒロインが周囲とぶつかる」

というエピソードの繰り返しで

見ていて疲れるから

というわけで

新しい朝ドラを検討してみる

友達は「イケメンもの」希望なので

男の一生にするか?

しかし朝からVシネマ的なものは濃すぎる

或いは

女の一生でも

常に周囲に気を遣い

無難に過ごしてきたヒロインが

ささいなきっかけから

「私、いい人辞めました」的に炸裂する話にするか

それとも

新婚旅行で事故に遭い

全身義体のサイボーグとなった人妻の

その後を描くか

もちろん出産、ママ友、姑、町内会、保育所、子供の稽古事

夫の借金発覚、電脳ハッキング等

毎週トラブル続出である

最初のシーンは義体化完了

晴れて新居に戻った彼女が

愛する夫に手料理を振る舞おうとするが

力加減がわからず

包丁でまな板を真っ二つ

という感じで

 

つくづく馬鹿話だと思う

でもね

ベトナム料理はおいしかったし

その後行った

ふだんゆっくりできない

猫のいる店で長居して

ちゃんと猫にも襲撃してもらって

楽しかったわ