「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async」

がんのため療養していた教授の

復帰第一作となるアルバム「async」

リリース記念としてNYで行われたライブが

映画になりました

ライブ会場は定員100名

パフォーマンスは2夜のみ

実質200名しか参加できなかった

幻のライブが我々にも!

ということで

上映時間65分2500円

ちょっと高すぎじゃね?

正直そう思ったよ

しかし

教授が「andata」を弾き始め

そこへノイズが被ってきて

タイトルが出たあたりで

邪念は吹っ飛ぶ

教授、帰ってきてくれてありがとう

音楽にどっぷり身を浸し

しばし魂の洗濯

映像もよかったわ

空や桜もあれば

何だかわかんないもの=何でもありうるものもあり

心を漂わせるうち

半分涅槃へ行きかけたところで

終了

短くも長い65分

セロ弾きのゴーシュ」じゃないが

なんか血の巡りがよくなった気がするよ

 

演奏するのはアルバム「async」の曲だけで

もちろん「戦メリ」も無し

アンコールもなかった模様

昔はドビュッシーの「アナカプリの丘」を

弾いてくれたこともあったなあ

 

そういえば客席に

どう見ても福岡伸一らしき人物がいた

大相撲中継林家ペー・パー子夫妻を

見つけた時のような

映ってる!感

そして

場内とても静かだった

わざわざこう書くのは

最後に行った教授のライブ会場が

どうも咳払い系の雑音が途切れず

すごく残念だったから

そりゃ人間ですから

咳とかしますよ

でもほんのわずか

指揮棒が上がったその瞬間ぐらい

我慢できませんか?

私はこれを「キース・ジャレット問題」と命名してみたが

まあ多分

静寂が欲しい側と

喉の違和感は如何ともしがたい側とは

永遠に交わることはない

観客数の多さも忘れるな!という事もあろうが

そのライブの直後に行った

雁治郎襲名披露公演の「義経千本桜」で

猿之助がぶっちぎりの狐忠信を演じていた時

満員の客席は静まり返ってたものなあ

うるさい事では定評のある

大阪マダムが大勢来ていたよ

 

まあそんな事はおいといて

客の入りは…少ない

そう長く上映してないと思うので

気になる人は急げ!

おみやげに絵葉書がもらえます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表彰台がよく似合う

四大陸選手権

ジェイソンは三位っちゅーことで

なんかほっとした

やっぱり表彰台がよく似合う

しかも

二位か三位がベストポジションというか

本人はもちろん優勝狙いだろうが

いいのよ頂上(と書いて「よんかいてん」と読む)なんか

という気持ちの私

さて本日のフリーは

「Inner Love」ではなく

昨シーズンの「Piano Lesson」でしたね

のびのび滑ってる印象で

今季いちばんよかった気がする

点数も今季最高ですか?

 

他の選手のフリーだと

演技の途中でけっこう

「あーあ」と気が緩むんだけど

ことジェイソンに関しては

「もう終わりか!」と

いつも後ろ髪ひかれる思いがする

この差は一体何なんだろうねえ

 

台湾にもファンは大勢いるみたいで

よかったよかった

ぬいぐるみも飛んできてたし

しかしやはり客席ガラガラ

勿体ない…

 

大陸じゃない場所で四大陸

ああ~ジェイソン

平昌五輪まさかの~!

と落胆したのが

つい先日のような気がしたが

もう四大陸選手権

台北でやってます

ショートの動画をチェック

冒頭ジャンプにミスはあったものの

流れとしては

いいんじゃないかね

まあ本人の気持ちは想像もつきませんが

ファンとしては見守るのみ

フリーではクリーンな演技を期待するよ

それにしても

場内ガラガラ

こんなに空いてるなら

日本から弾丸ツアー送り込めばいいのに

勿体ないというか

選手も少し寂しかろう

 

ジェイソンは台湾

きっと気に入ると思う

私が初めて台湾に行ったのは

随分昔ですが

それまで大陸ばかり行って

買い物すれば品物が飛んでくる

バス、電車には先を争って乗る、的な

ワイルドな人民に慣れ親しんでいたせいで

人の暖かさが本当に衝撃だった

道端で地図を広げただけで

「どこに行きたいんですか?」と声をかけてくるし

両手に荷物を提げているおばあさんがいれば

すぐに手を貸す

バスに乗っていると

「手がふさがってるので、降車ボタン押してもらえますか?」と

なにげに頼まれる

何なんだこの国は!?と

驚いたものよ

台湾の皆さん

東日本大震災の時は

本当にありがとうございました

あ~台湾行きてえ

そんな気持ちになる時は

かなり疲れて心がささくれてる状態

 

 

 

 

 

 

「カス」なのに

久々に友人と集まった午後

場所は伏見桃山

大手筋商店街の賑わいも変わらず

というか

賑わい過ぎて

ミスタードーナツドトールモスバーガーサンマルクもヴェローチェも

満席

ぷらぷら歩いて

ちょっと離れた

酒蔵エリアの店へ

ここは酒造会社の建物だったらしく

古い木造の落ち着く場所

酒樽に印をつける焼きごてとか

昔の道具も展示してある

コーヒーと一緒に

酒饅頭も食べ

積もった馬鹿話をひとしきり

あっという間に夕方となり

ついでに晩ごはん食べてくか

と歩きだす

ここは酒の街だけあって

日の暮れ切らないうちから

飲める店にはお客がいっぱい

ですが我々は酒は飲まず

定食屋さんへ

席につき

メニューを見ると

「季節限定 粕汁」の文字が

そうそう

大手筋の酒屋さんでも

酒粕が並んでおりました

定食メニューに200円プラスで

味噌汁を粕汁に変更できるというので

迷わず注文

出て来たのは

うちで飲んでるより

はるかに濃厚な一品

粕汁というよりも

ポタージュ、いや下手すると

カレーに近い濃度があり

一気に暖まった

名前は「カス」なのに

旨味が凝縮されてるのよねえ

「酒」と「粕」で

一粒で二度おいしい

日本酒以外にも

搾りかすを食べる酒ってあるんだろうか

ワインの葡萄とか

理屈ではおいしい

はず

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴッホ展 

ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」京都国立近代美術館

初日ですがいきなり

外出のついでに行ってきた

12時前に到着

そう混んでもおらず

いい感じ

副題が示す通り

ゴッホの作品と

その制作にインスピレーションを与えたとされる

広重や北斎の浮世絵を併せて展示

十九世紀の「クールジャパン」が

どのように受け入れられたかを

知ることができる

そして

ゴッホに心酔した

日本人たちの

ゴッホ追体験ともいえる

渡仏を記録した

日記や葉書などの資料も多数

なので

出展総数のうち

ゴッホの作品が占める割合は

半分に満たないけれど

存在感は圧倒的

 

そこまで好きな画家じゃないわー

などと思っておりましたが

見るとやっぱり引き込まれる

熱量の大きさ

どれほど浮世絵に影響されたといっても

うねるようなタッチは常に存在し

ゴッホ自身である事をやめない

というか

本当にあのような

渦巻く点々のように

世界が見えてたんじゃないかと

思えてくる

 

彼はずいぶんと日本に憧れ

心を寄せていたけれど

その「日本」は

周囲とうまく折り合えず

居場所を求めて漂泊した彼が夢見た

この世のどこにもない場所

 

困難な人生が

作品に妙な「値打ち」をつけてしまうのは

今なお変わらず

「凄絶人生」という枕詞を伴えば

各界のアーティストが

少し有難味を増すマジック

私がそう好きじゃなかったのは

ゴッホにまつわる

イメージだったかもしれない

 

猫にやすりを…

Made in Japan

安心と信頼の証明

という事で

先日、朝のNHKニュースで紹介されていた

便利グッズがインパクト大

猫用ブラシのように見えて

実は「やすり」

その表面はなんと

ざらざらとした猫の舌を忠実に再現

このやすりで撫でられた猫は

恍惚の表情

どうも「舐めてもらってる」ように

感じるらしい

商品名「猫じゃすり」(猫じゃらし+やすり?)

あああ私も使ってみたい

でもよそ様の猫に

勝手にやすりをかけてはいかん

 

ところで

いつの間にか

陳凱歌監督が新作を撮ってた

タイトルはずばり「空海

夢枕獏の原作らしいっす

中国語のタイトルは「妖猫伝」で

この距離感は一体…

絢爛豪華な予告編で

よさげに見えつつ

「PROMISE」の悪夢が蘇るような不安もあり

陳凱歌+潤沢な資金×CG=やりすぎ

というのが私の見解

「趙氏孤児」で持ち直したような気もするが

「白髪三千丈」的な表現を

マジで実写化してしまうところが

いろいろ足りてなかった頃に

キャリアをスタートさせた世代の宿命か

2月24日公開らしいけど

見るなら早めに行った方がいいのかも

なんだかんだ言って

私は監督個人のファンである

昔はワイルドでよかったんだけどねえ

 

 

 

 

通勤電車でサラダチキン

仕事帰りの電車

そんなに混んでない

どこからともなく

ガーリック系の美味しそうな匂いが

また高校生が

コンビニで何か買ってきたか

そう思ったけど

彼らの姿はなく

斜め前の席で

OLっぽいお姉さんが

ビニールのパックに入った

何かを齧っていた

おにぎりでもなく

パンでもないそれは

サラダチキン

なんかこう

パックのハムをそのまま食べてるのと

意味的には変わらんのだけど

サラダチキンといえば鶏胸肉

近頃著しく注目されている

ヘルシーお肉ということで

「あり」なんでしょうか

そういえば前に

新幹線で同じような光景を見たが

やっぱり若いお姉さんだった

もしや美容と健康に意識高い系の間では

移動途中にさくっと食べるのが

すでに常識なのか?

けっこう塩辛いと思うけど

喉は乾かないのか?

などと思っていたら

お姉さん、服に汁がたれた模様

拭いてます

でも匂い残るだろうなあ

野良猫、寄ってくるかもよ

それを想像すると急に

うらやましくなった