スズメ大浴場

ただの地面のようだが

実は穴がいくつか掘られていて

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その穴の正体は

スズメが砂浴びする風呂場

南向き砂地、日当たり良

穴はいくつか並んでいるので

連れだって入浴しているらしい

スズメは近づくとすぐ逃げるので

ゆっくり入ってるところは

見たことない

しかしいつ見ても

「使用後」って感じに掘り返してあるので

かなり人気スポットみたい

 

 

京都のねこ

こないだ

岩合光昭写真展「ねこの京都」に行ってきた

「猫歩き 京都編」のオンエアを見逃してたので

猫たちとは初めてのご対面

美山に住む

噂の義経とはこういう方ですか

いい顔してらっしゃる

京都伊勢丹の美術館「えき」って

けっこう小さいんだけど

なかなかに充実した内容

そして大盛況

今回サビ猫が注目を浴びてて

嬉しかったよ

とかく背景に溶け込みがち

そして引っ込み思案なサビですが

紅葉を背にベストショット

 

さて

写真を見終わっても

その後に関所がある

「出女」が簡単に抜けられない

グッズ売り場という関所が

クリアファイル、スタンプ、ポーチ、タオル

何故か京都会場限定の「花かつお」まで

危ない危ない

岩合マジックが散財を誘う

ここは冷静に絵葉書数点を購入

会場でもらったチラシによると

「猫歩き」は映画になるらしい

あれが映画になるのか?!と言っておきながら

見に行くんだろうな

 

ところで今日

今年初めてのトンボを見たよ

トンボ

夏の虫じゃありませんか

ていうか

もう五月も終わりか

 

 

 

 

 

髪を切る

ようやく髪を切った

私は髪の量が多いため

頭の重さで髪が伸びたことを実感する

加えて

シャンプーの後

乾かすのにひどく時間がかかるという面倒

バレッタで簡単にまとまるほどの

すっきりした髪が羨ましい

おまけに

たてがみか、というほど

襟足が長いのよ

私の身体に「うなじ」は存在しない

この部分を

植毛を考えてる人に分譲したい

冬は暖かいけどね

 

ところで私は

同じ店にもう何年も通っているのに

「こう切って下さい」と頼む以外

カットの最中は

ほとんど何の会話もしていない

他のお客さんが楽しくしゃべってるのを聞くと

すいませんねえ

という気持ちになってくるが

いかんせんネタがない

目を閉じて気持ちよくしている

ずっと前に別の店で

隣に座ってたおばさんが

「私は一度、子供を捨てて家を出たから、娘たちも寄り付かないのよ」と語り

まだ若いスタイリストのお姉さんは

「はあ…」と固まっていた

いきなり重い話も考え物である

 

ところで私はこれまで

香港、台湾、フランスで

髪を切った経験がある

香港では気合の入ったパーマをあてられ

ちょっと違うよな、と迷惑したこともあるけど

あとは大体、ま、いいんじゃないの、という仕上がり

プロに任せておけば悪いようにはされない

そう思っております

ちなみに台湾では

旅行中にふらっと路地裏の店に入ったけど

今では有名な

座ったままでのシャンプーというのを知らず

おうおう、何するんじゃい!と一瞬びっくり

しかし本当に大丈夫だった

海外で店を選ぶ基準は

もう、動物的な勘で

繰り返すけど

悪いようにはされないから

そして

髪はまた伸びる

 

 

 

 

 

 

 

 

ベストアルバムって新譜でよろしかったでしょうか

出たよ

イエモンの新譜「THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST」

いや、ベストアルバム、しかも二度目となると

「新」譜じゃないのかな?

でも全曲、新しく録音してます

正直、いまさら録り直してどうする

猿め、また我々に金を使わせようとしおって…

という気持ちが若干

でも、よい意味で裏切られた

なんかこう

肩の力が抜けて、丹田に力が入ったね~って感じで

大人の仕上がりになってます

 

今回は全曲ワンテイクらしいけど

そのおかげでようやく解決しそうな

私の「JAM」問題

というのも

「JAM」は名曲だが、最後の最後

「君にあいたくて」の尋常ならざる切迫感に対して

それに続く「また明日を待ってる」が

なーんか能天気な歌い方で、腑に落ちん

ずっとそう思ってたんだけど

後に読んだ吉井さんのインタビューによると

実は「また明日を待ってる」の部分は

泣いちゃってうまく録れなかったため

別テイクなんだそうな

これが本当の玉に瑕だよ(泣)

で、今回の「JAM」は

まあええんでないかい

でも希望は幻の初回ワンテイクだな

 

音楽に限らず、絵にもそういうところがあるけど

最初のいたずら書きみたいなのが一番よかったりする

そういう点では、別アルバムだけど

「太陽が燃えている」のデモ版がダントツ

イントロだけで200%伝わるのびのび感

これが若さって奴ですか

 

あ、今回のベスト盤には新曲「ロザーナ」もついてるよ

けっこう耳にまとわりつく曲

 

なんだか12月の東京ドーム行きたくなってきたなあ

 

 

 

 

 

 

 

いきなり、美輪さん

こないだ突然、観劇のお誘い

急に行けなくなった人の代打

なんと

美輪さんの舞台ですよ

二つ返事で参加した

演目は三島由紀夫の「近代能楽集」より

「葵上」と「卒塔婆小町」

で、行ってみたらば

なんと五列目の席

近い、近すぎる

はっきり言って気持ちの準備ができてない

などと思ううち、舞台奥より美輪さん現る

美しかった

声もよく出てた

ぶっちゃけ、もうかなりのお年だもんなあ

などと密かに思っていた私

申し訳ございません

心ゆくまで美輪ワールドを堪能したよ

とはいえ

演出がちょっと古い感じは否めない

まあ、演出も美術も美輪さんだから

トータルで「古典芸能」として受け入れるべきかも

しかし、「卒塔婆小町」の背景にそびえる

新都庁らしきビルがどうも違和感

時代設定は三島の生きてた六十年代ぐらいで

よろしいんじゃないかと

それにしても美輪さん

カーテンコールで踊ってたよ

元気だね

これが見納めかと思ったけど

以前「黒蜥蜴」や「双頭の鷲」を見た時も

そう思ったので

たぶんまだまだお達者ではないかと

 

ところで今回、隣のメインホールでは

ミュージカル「王家の紋章」なるものを上演中

もしかして、あの?まだ連載してるらしい、あれですか?

私も途中まで読んだことがあるよ

いまだに、職場で煮詰まってきたりすると

自暴自棄になり

「曲者じゃ、であえ~!」と

叫びたくなる時がある

唯一はっきり覚えてるシーン

 

 

 

細見美術館・杉浦非水展

細見美術館の展覧会へ

愛媛県美術館所蔵 杉浦非水 モダンデザインの先駆者」

杉浦非水は明治・大正・昭和に活躍したデザイナーだそうで

この展覧会を見るまで知らなかった

三越などのポスター、本の装丁や雑誌の表紙など

幅広く手掛けていて

レトロモダンな魅力満載

昔の本ってクロス装で型押しだったり

見返しのデザインも凝ってたり

それだけで美術品って感じですな

本がまだ「財産」だった時代

初期の日立冷蔵庫のパンフレットも展示されていて

その説明を読むうち

すっかり冷蔵庫の魅力にとりつかれたよ

「食品を適切な温度で新鮮に保つことができます」

「ご旅行からお帰りになってすぐに

冷たい飲み物をお楽しみいただけます」

「機械の部分は露出していませんので

お台所、食堂の装飾にもなります」

そうなんだよね

すごくいいもの、持ってるんだわ

 

その後ぶらぶら歩いて

すごく久しぶりに京都名物「八ツ橋」の店へ

何軒かあるうちの「本家西尾八ツ橋」さんね

噂には聞いてたけど

新しいフレーバーが出てる

桃、バナナ、ラムネなどなど

暑かったのでラムネの五個入りを購入

ほんとにラムネの味

ほぼ夏の一日

 

ところで

細見美術館では少し前に春画の展覧会をやってて

大人気で長蛇の列だったけど

この図録が売店に山積みされてた

行きそびれた皆さん

図録はまだまだ買えます

ご安心を

 

 

 

ピンチ再び

食事中の人と

痛い話が嫌いな人は

この先読まない方がよろしいかと

 

では参ります

今日は急なお誘いで外出

寄り道するので、早めに準備

そういや近頃なんとなく

ピアスをつけてなかったな、と

そう思いながら左耳、続いて右

しかし右耳、入らない

おっかしいな、と思って耳たぶを触ると

裏側に穴がない

塞がり始めております

困るよそんな

ぐいぐいいってみた

無理

でもやっぱり困るよ

もう出かけるんだよ

一瞬考えて

大きめの安全ピンを手にする

おっとその前に消毒だ

鏡を前に、いざ

半分くらい塞がってると想定して

とりゃ~

そう簡単にはいかないが

じわじわ来てる手ごたえ

もちろん痛いですよ

だが私には時間がない

その一念が推進力

そしてついに、貫通

ふとこのまま

耳に安全ピンで出かけようかとも思う

往年のセックスピストルズ

しかし全くパンクなファッションではないので

却下

安全ピンを抜き

あらためてピアスを入れる

もちろん痛いですよ

だが私には時間がない

というわけで

作業終了

所要時間約十分

 

実は私、最初に穴をあけた時から

すでにこの方法

なので

安全は確認済みですが

よい子は絶対に真似しないでね