今回の熱海訪問
温泉はもちろんだが
MOA美術館が目的
ちょうどこの期間
国宝「紅白梅図屏風」を展示しているので
いざ行かん
まずは熱海駅前から
MOA美術館行のバスに乗車
あら満員ですよ
十分もかからないんだけど
細い坂道を回転回転
そして到着
入口でチケットを買って入ると
「七つあるエスカレーターで上がって下さい」
いま、七つって言った?
一瞬耳を疑うが
そこから先はさながら
天国への階段
ひたすら上ってゆくと
こんなに開けた眺めが
というわけで館内へ
はっきり言って
値段の割に展示数は少ないが
落ち着いた雰囲気が良いですね
選び抜かれたものを
心穏やかに愛でる、みたいな
「紅白梅図屏風」も
静かにそこで待ってました
写真もOKみたいだったけど
何かねえ
これを撮ってしまっては意味がないというか
ちゃんと心に焼き付けておく
写真に残したからと
気を緩めてはいけない
そう言いつつ
絵葉書は買うんだが
さて
特集陳列として
蒔絵の作家さんですが
繊細かつゴージャスな作品ばかりで
椿の硯箱なんか
ミリオネアだったら購入して日常使いに
などと妄想するレベル
一番すごかったのは蒔絵螺鈿ハープですね
ハープ
ただでさえ優美なこの楽器を更にグレードアップ
もちろん演奏も可
いや驚いた
やっぱりこういう
浮世離れした施設は良いですな
西にMIHO MUSEUMあらば
東にMOA美術館あり
MIHOも入口までのアプローチが長いが
トンネル抜けての水平移動で
MOAは垂直に
そして帰り道は再び
エスカレーターで
天国から下界に戻るよ~という
復活気分も味わえるのであった
駅前でバスを降りると
改札を出てきた旅行客で
賑わいまくっていた
ああこれぞ俗世・・・