ゆるふん

NHKスペシャルノモンハン 責任なき戦い」を

じっくり見たよ

関わった人々の証言がことごとく

責任転嫁と自己弁護で

後には脱力感しか残らないんだけど

その脱力感をもたらす理由が

組織というものは

今も全然変わってないし、という

うすら寒い事実だったりする

久々に耳にしました

ゆるふん、という言葉を

当時、駐ソ連武官だった人が

軍の上層部を評したもの

既に死語とはいえ

ダメダメさ加減に

ぴったりな表現

 

この流れで

村上春樹の「辺境・近境」を

引っ張り出して読んでみる

ノモンハンの鉄の墓場」という章で

国境をはさんで

中国側とモンゴル側から

戦場跡を訪れた時の事を書いてるんだけど

これもまた背筋が寒くなるというか

謎のポルターガイスト的現象も含め

色々と考えさせられるもの

草原のだだっ広さだとか

移動にかかる時間だとか

久々に読んで

自分が内蒙古自治区に行った時のことなど

思い出してくる

ノモンハンは東部だけれど

私はもっぱら西のオルドス方面

あちらは草原というより

もっと乾いた感じで

そして広い

呼和浩特から包頭まで移動して

やっと入口、という感じ

長いのはそこからだよ!

車はパジェロだったな~

 

さて

ノモンハンだけでは寝つきが悪そうなので

「辺境・近況」

章をシャッフルして

結局、全部読んでしまう

「讃岐・超ディープうどん紀行」の章

ここでディープな店として紹介されている「中村うどん」

本の出版は1998年(二十年前!)だが

今はどうなっとんじゃ?

検索してみると

ちゃんと食べログで紹介されております

香川がうどん県になる未来

98年当時は

誰も予想してなかっただろうな

いや違う

文章が書かれたのは91年!

まさに

隔世の感