「レベレーション(啓示)3」

早いものでもう大晦日

この一週間は本当に疲れたぜぇ

もう冬休みで通勤電車もガラガラなのに

28日大掃除(イエモンの「メカラ・ウロコ」も参加できない)

さらに29日も「残務整理」の日として

フルに仕事

そして最後の週は

連日1-2時間のサービス残業

毎年こんな感じです

ああ誰か助けに来て

というわけで

山岸凉子「レベレーション(啓示)3」(講談社

かの有名なジャンヌ・ダルクの話

時は十五世紀のフランス

十七歳だった彼女は神の啓示を受け

英国軍に包囲されたオルレアンを解放に向かった

1,2巻は農家の娘だったジャンヌが

どのようにして兵を率いるに至ったかという

準備段階だったので

ゆったりした展開だったけど

3巻はいよいよオルレアン解放戦

彼女の神懸った活躍が描かれる

いつも思うのだけれど

山岸凉子の描く

霊感というか

非現実の世界は

現実よりも更にリアルな手ごたえがあって

きっとこの人はこのように物事を感じることが

これまでに何度もあったんじゃないだろうか

信じるとはどういう事か

心の持ちようが人にどういう力を与えるのか

考えさせられる内容

ジャンヌもいいですけど

ニヒリストのアランソン公もいいね

更に冷静な大人の女性、ヨランドの存在も

ほどよい緊張感を与えております

まあしかし

この大勝利の後に何が待っているのか

史実は明らかなものの

どう描かれるのか

また気になる

 

これを読んでしみじみ思い出したのは

日出処の天子」での

蘇我と物部の闘い

厩戸王子も神懸ってたね~

こっちは生まれつきですが

更にジャンヌと同じく

「うぬが命尽きたぞ」って台詞を…

(ジャンヌは「お前の命は尽きた!」)

とりあえず正月休みなので

「レベレーション」を最初から

読み返すとするか