「木皿食堂」(双葉社)を読んだ。
著者は夫婦の脚本家ユニット、木皿泉。
ドラマ「すいか」などでお馴染み。
最近だと「富士ファミリー2017」かな。
本の内容はエッセイあり、対談あり、シナリオありと多彩。
読み進むうち、この人たちは誰かに似ている、誰かに…と思い始め、
出て来た答えは「田辺聖子とカモカのおっちゃん」。
同じ関西という土地柄か(おせいさんは大阪、木皿夫妻は神戸だけど)
どこかゆるーい感じと
おいしいものが大好きで、日常のささやかな事にも目を向け、
時として妻の肩に力がはいりすぎると、
夫が絶妙のとぼけた合いの手を入れるあたりがよく似てる。
というわけで勝手に、「21世紀の田辺聖子」の称号を贈ります。
本業は脚本家だけど、もっとエッセイも書いてほしいもんだ。