皇室だもの

こないだのコロナ陽性患者接触事件

営業さん戻ってきて

何事もなかったかのように

出社しております

我々も大人の対応で

何事もなかったかのように・・・

それにしても営業さん

出張続行!となった後

商談相手に「実は・・・」な話

してないんじゃなかろうか

まあ、したところで

不安をあおるだけだろうが

 

というのがすでに二週間以上前の話で

十分時間が経過したので

京都博物館で開催中の「皇室の名宝」展へ

 

こちらもコロナ対策で

事前のチケット予約が必要

当日券も少しあるらしいが

それは色々とネット環境にアクセスできない人の分

というわけで

本来なら行列必至の展覧会だが

さほどの混雑ということもなく

スムースな入場

日程はまだ前期

後期との入替が約七割という

これまた大盤振る舞いですが

大人1800円という

なかなか強気な価格設定

 

まずは書に始まり

続いて絵巻

やっぱり絵巻はいいねえ

見たかったのが「蒙古襲来絵詞」なんだけど

馬の腹から血が噴き出し

そばでは火薬が爆発してるという

小学校の教科書で見たあのシーン

ようやく本物とご対面

繊細な描線の躍動感

この時代の絵巻は最高っす

混んでないとはいえ

立ち止まらないようスタッフが声がけしてるので

泣く泣く流します

「絵師草子」も面白かった

絵柄が妙に今っぽいというか

目の表情が生き生きしていて

昭和初期の漫画を思わせる

しかもオチまでついてて

さて続いて

中国絵画に桃山時代、江戸時代の屏風絵

人気者、若冲の「動植綵絵」や

応挙の「群獣図屏風」などなど

絢爛豪華に

そして展示は

即位の礼にまつわるものに

印象的だったのが

令和元年の作「悠紀地方風俗和歌屏風」

いま現在の農村風景なので

物流トラックも走れば

軽トラもあり

虫取り網を持つ子供がいて

農協の備蓄施設が建ち並ぶ

ずっと先の時代の人がこれを見て

「あ、この頃まだガソリンの車走ってたんだ」

なんて話をするんじゃないかと

想像するのもいとをかし

さて続いては平安時代、仮名の名品

やっぱり皇室というか

公家文化といえば仮名

優雅な空気に浸ります

そして絵姿や衣装、宸翰や琵琶譜など

古の天皇たちの息遣いを感じさせる品々に続き

源氏物語に代表される

王朝物語に関する絵画、書

贅を尽くした調度品の数々

 

とまあこんな感じで

お宝満載

夢のお国にタイムスリップの約二時間

流して、だから

ゆっくり見れたら三時間でも大丈夫

できたら後期も行きたいな、と

 

それにしても

これだけのものをよく集めたもんだ

そう思ったが

説明見てると

「誰々より献上」

というのがけっこうあって

集めた

というより

集まった

というのが正解のようで納得