マスクというアイテム

連休明けの7日

やはりというべきか

朝の電車がけっこう混雑

といっても

ほぼ全員が着席できるほどなので

これを「混雑」と呼ぶかどうか

相対的な評価ではあるけど

ちなみに

四月初め:全員着席

緊急事態宣言:ところどころ空席

四月半ばから月末:乗客1に対して空席2ぐらい

てな感じだったので

隣に人が座ると

「おっ?」

という気持ちになる

慣れってすごいもんだねえ

例年四月といえば

電車通学に慣れない

新入生が背負ったリュックサックに

あちこちぶつけられ

ええ加減にせいや~!!的な

苛立ちと疲れを感じる通勤電車なのに

さあ来週はどうなる

そして本当に

九月新学期は実現するのか

 

で、週末

買い物に行こうと家を出て

歩き始めたところで

マスクをしていない事に気づく

危ない危ない

慌てて出直す

ことほど左様に

マスク着用が義務化している今

うちの職場では

頑なに着用しない人が数名

入手できないわけではなく

「皆で使ってね」という

マスクが提供されているのに

である

そしてその数名に関して

私が以前から感じていたのは

彼らの頭の中には他者がいない

ということ

言い換えれば

相手の気持ちを考える

という思考回路のない人

いいんですよ

仕事するだけなら

そういう人だ、という事実は問題ではない

しかし

感染予防という点においては

大いに迷惑

だが彼らはたぶん

「私は大丈夫」

という思考しか持たず

「相手が不快になるかもしれない」

という事は考えない

頭の中に他者がいないから

 

ある意味、生き辛い人たちである

実際、よく人を怒らせてしまう人たちである

傍から見れば不思議なことだが

同じ過ちを繰り返す人たちである

「自分の行為が相手を怒らせた」という事が

理解できないから

 

コロナが蔓延する前の段階では

マスクは自分を守るためのアイテムだった

けれど非常事態となった今

マスクは他人を感染させないという

思いやりを象徴するアイテムにもなった

 

マスク着用を拒む彼らが

咳をし、くしゃみをし、電話を使う

目をこすり、口を触り

共用のパソコンを使う

何か言ったところで通じないから

ひたすらアルコール除菌

そして思うのよ

こういう人たちに限って

発症せずに過ごし

自分は大丈夫だったと言うのだ