さらば国宝

今日で国宝展が終わる

というわけで

昨日は京都国立博物館

朝は混むという噂もあり

友人と15時現地集合

川端通りから既に

「女坂」(七条通)は老若男女が続々

こりゃかなりの混雑かと思ったが

待ち時間20分で中へ

前回は三階から降りたけど

今回は一階から攻めてみる

しかし

やはり半端ない混雑

仏像とかはまだいいんだけどね

絵巻とかの小物になると

人が人が人垣が

前回見た奴はかなりの「ちょい見」で終了

本日の目的は四期のみ展示の

尾形光琳「燕子花図屏風」

別にそう色とりどりでもなく

金・青・緑の三色が基本なんだけど

構図の妙と微妙な色の違いが

奥行を出して

いつまでも見ていられる

でもねえ

屏風って本来

引いて見るもんですが

こうびっちり人が貼りついていては

そんなスペースありゃしねえ

なので後ほど

階段の踊り場から鑑賞

ほどよい距離感

そしてもう一点

 丸山応挙「雪松図屏風」

別に期待してなかったけど

よかった

松に積もった雪

胡粉で塗り塗りではなく

白地を塗り残すかたちで

引き算の表現

他に展示替えといえば

「伝平重盛像・伝源頼朝像・伝藤原光能像」の肖像画

教科書でお馴染みの奴ですね

あくまで「伝」だから

別の人の肖像かも…という疑惑はあるけど

しかし鎌倉時代の美術って

とにかくシャープですな

平安時代のソフトフォーカスから

一気に焦点を合わせて

現実を見つめたような

貴族社会から武士社会への変化って

そういう事なんだろうか

他に教科書ものといえば

やはり「金印」だけど

こちらは三期のみの展示

しかしみんな期待していたらしく

「金印どこですか」とスタッフに聞いてる人が

何人もいた

残念だよねえ

 

そんな感じで

国宝展終了

さらばまたいつか