いきなり、美輪さん

こないだ突然、観劇のお誘い

急に行けなくなった人の代打

なんと

美輪さんの舞台ですよ

二つ返事で参加した

演目は三島由紀夫の「近代能楽集」より

「葵上」と「卒塔婆小町」

で、行ってみたらば

なんと五列目の席

近い、近すぎる

はっきり言って気持ちの準備ができてない

などと思ううち、舞台奥より美輪さん現る

美しかった

声もよく出てた

ぶっちゃけ、もうかなりのお年だもんなあ

などと密かに思っていた私

申し訳ございません

心ゆくまで美輪ワールドを堪能したよ

とはいえ

演出がちょっと古い感じは否めない

まあ、演出も美術も美輪さんだから

トータルで「古典芸能」として受け入れるべきかも

しかし、「卒塔婆小町」の背景にそびえる

新都庁らしきビルがどうも違和感

時代設定は三島の生きてた六十年代ぐらいで

よろしいんじゃないかと

それにしても美輪さん

カーテンコールで踊ってたよ

元気だね

これが見納めかと思ったけど

以前「黒蜥蜴」や「双頭の鷲」を見た時も

そう思ったので

たぶんまだまだお達者ではないかと

 

ところで今回、隣のメインホールでは

ミュージカル「王家の紋章」なるものを上演中

もしかして、あの?まだ連載してるらしい、あれですか?

私も途中まで読んだことがあるよ

いまだに、職場で煮詰まってきたりすると

自暴自棄になり

「曲者じゃ、であえ~!」と

叫びたくなる時がある

唯一はっきり覚えてるシーン