フードコート夕景

帰りに寄り道して

ショッピングモールのフードコートで

ドトール晩ごはん

ローストビーフサンドは

490円と少しお高いながらも

うめぇ~

コーヒーを飲み

安らぐひと時

ふと傍を見ると

四十代らしき女性が

水を入れた紙コップだけテーブルに置いてる

呼び出し待ちのポケベルもなく

これはもしや…と思っていると

バッグから出てきた

コーヒー牛乳ブリックパックと

50円引きのシールが貼られた菓子パン

もちろん

フードコートに飲食物の持ち込みは禁止で

そう表示もしてあるが

人間、お金に困っている時もある

持ち込みのパンを食べる彼女を見ながら

自分の貧乏時代を思い出す

無職

友達とルームシェア

家具はベッドだけ

ご飯は鍋で炊く

しかし、だ

お金がない時は

お金のいる場所には出入りしない

払うお金もないのに

払える人の利用する場所へ行って

平然と同じサービスを享受するのは

なかなかに

さもしい事

などと思ううちに

彼女はコーヒー牛乳も飲み終え

席を立った

その手には

大きなショッピングバッグが二つも

お金あんのかい!

とはいえ、こういう節約はむしろ

「貧乏」より性質の悪い

「貧乏くさい」行いだなあ

 

 

 

さらば国宝

今日で国宝展が終わる

というわけで

昨日は京都国立博物館

朝は混むという噂もあり

友人と15時現地集合

川端通りから既に

「女坂」(七条通)は老若男女が続々

こりゃかなりの混雑かと思ったが

待ち時間20分で中へ

前回は三階から降りたけど

今回は一階から攻めてみる

しかし

やはり半端ない混雑

仏像とかはまだいいんだけどね

絵巻とかの小物になると

人が人が人垣が

前回見た奴はかなりの「ちょい見」で終了

本日の目的は四期のみ展示の

尾形光琳「燕子花図屏風」

別にそう色とりどりでもなく

金・青・緑の三色が基本なんだけど

構図の妙と微妙な色の違いが

奥行を出して

いつまでも見ていられる

でもねえ

屏風って本来

引いて見るもんですが

こうびっちり人が貼りついていては

そんなスペースありゃしねえ

なので後ほど

階段の踊り場から鑑賞

ほどよい距離感

そしてもう一点

 丸山応挙「雪松図屏風」

別に期待してなかったけど

よかった

松に積もった雪

胡粉で塗り塗りではなく

白地を塗り残すかたちで

引き算の表現

他に展示替えといえば

「伝平重盛像・伝源頼朝像・伝藤原光能像」の肖像画

教科書でお馴染みの奴ですね

あくまで「伝」だから

別の人の肖像かも…という疑惑はあるけど

しかし鎌倉時代の美術って

とにかくシャープですな

平安時代のソフトフォーカスから

一気に焦点を合わせて

現実を見つめたような

貴族社会から武士社会への変化って

そういう事なんだろうか

他に教科書ものといえば

やはり「金印」だけど

こちらは三期のみの展示

しかしみんな期待していたらしく

「金印どこですか」とスタッフに聞いてる人が

何人もいた

残念だよねえ

 

そんな感じで

国宝展終了

さらばまたいつか

 

 

 

 

 

勤労に感謝して

勤労感謝の日

自分の勤労に感謝すべく

お値段以上のあの店へ

ここんとこいつも

寒さで朝方目が覚めるので

どうにかしようと

毛布を買ったよ

吸湿発熱という

CMで流れてるやつ

帰ってきてさっそく

試食、ならぬ試眠

うっかり二時間も

涅槃へ行けました

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揺らぐ、猫好き

猫のいるお店で昼ごはん

猫好きを自認している私の

自信が揺らぐ瞬間

それは

他のお客さんの猫愛を

目の当たりにした時

「可愛い!」

「トラ猫ちゃん!」

「慣れてる!」

皆さんから惜しみなく注がれる賛辞

それに比べて自分の

何とテンションの低いことか

もしかして私は

猫好きのレベルに達していないかも

膝に乗ってくれた猫さんが

少しでも居心地よく過ごせるよう

同じ体勢のまま食事を終え

その猫さんが堂々とまたいでいった

お茶を飲みながら

反省

 

 

 

 

紅葉の季節

紅葉の季節

書道の先生が

銀杏の葉をとってきて下さった

落ちてる奴じゃなくて

きれいなのを枝から

木の葉は水をはじくものが多いけど

銀杏の葉は

表側だと墨が乗るんだそうな

ただし濃墨オンリー

ありがたく書いてみるけど

緊張で手が震えるぜ

それを持ち帰って加工

手芸品店でワックスコードを1m買い

結んでゆく

「中国のタクシーにぶら下がってる縁起物」

というコンセプト

それっぽくなったかね

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